573本当にあった怖い名無し [sage] :2007/06/03(日) 11:59:00 ID:prYOCW1N0
最近母と話していて思い出した話。昔キョウちゃんという子とよく遊んでいた。
近所の婆ちゃん家の子で、見た目は当時の私より幼かったのに、
性格はお姉さん肌で家から連れ出すのは私でも行く場所の主導権はキョウちゃんが握っていた。
ちなみにキョウちゃんの婆ちゃんはちょっとボケが入ってて苦手だったものだから、
一度庭から入り込んでキョウちゃんを呼びに行ったのにでてきたのは婆ちゃん。
それからは手順を踏まなきゃ会わせてもらえないんだなあと
「婆ちゃんに挨拶→婆ちゃん引っ込む→キョウちゃん」という手順をきっちり守るようになった。
キョウちゃんは出かけるとき必ず風車を持っていた。
白くてシンプルな風車だったんだけどキョウちゃんがえらく大切そうにしてるから、羨ましかった。
大量のお菓子との交換を持ちかけてみたら、「えーっ!○○ちゃん婆になるんだよ!婆ーっ!」
と何故か爆笑され、その日私は気を悪くして家に帰った。婆になりたいなんて誰も言っていない。
顔も声も他はそんなに覚えていないのに、このときのニターッと笑った顔と声はしっかり浮かぶ。

ある日、いつも通りキョウちゃんを呼びに行ったら家全体が灰色の雰囲気になっていた(ここらへん曖昧)
家から出てきたのは婆ちゃんでもキョウちゃんでもなく見覚えのないおばさんだった。
思えば一度も入ったことない家に入れられて、よく覚えていないけれど話しながら部屋に通された。
そこから中間の記憶が飛んでる。帰るとき、くずかごの中にキョウちゃんの風車が入っていてもう会えないんだなと感じた。
外からぼーっと家を眺めてるような記憶があるけど、第三者視点の記憶なのでこれは想像かもしれない。

で、母の話によるとその近所の婆ちゃんの名前はキヨちゃん。孫はいないらしい。
ここからはただの推測にもならない想像だけど、考えるとキョウちゃんとキヨちゃん、発音が似ている。
キョウちゃんの服はいつもその婆ちゃんとお揃いだった。
お祭りのときキョウちゃんに色々買ってもらったことを考えるとキョウちゃん=キヨちゃんとしか思えない。
近所の子と遊んでいた記憶と混乱しているのか、さてはて。
幼少期の記憶って案外いい加減なものなんだろうね。
思い出すまま書き殴ったから文章が妙なつながりしてるけどスマソ。

574本当にあった怖い名無し [sage] :2007/06/03(日) 13:16:07 ID:trIn8f000
>>573
婆ちゃんが風車を持つと幼いキョウちゃんに変身とか!?
不思議。

575本当にあった怖い名無し [sage] :2007/06/03(日) 13:36:44 ID:Q2rUOWnA0
>>573
「婆ちゃんに挨拶→婆ちゃん引っ込む→キョウちゃん」

婆ちゃんとキョウちゃんが一緒に居るところを見たことはないのだね。だとすると。。。

580本当にあった怖い名無し [sage] :2007/06/03(日) 21:25:20 ID:Q6VRqHsH0
>>573
ちょっと関連ありそうな話。

沖縄ではカジマヤーという97歳の長寿祝いがある。
カジマヤーとは方言で風車の事。
97歳を過ぎると老人は子どもに返り、風車を持って遊ぶんだそうだ。


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