968本当にあった怖い名無し :2006/02/26(日) 13:32:17 ID:Qvld3ZV/0
幼稚園のとき、母の実家に遊びに行った。福島のものすごいド田舎。

しばらく家の中にいると外から
「遊ぼう〜」
と声がするので外を見るとどこかの姉と弟らしい子供が2人いた。
「ちょっと遊びに行ってくる」
と言って外へ出て、田んぼの畦で遊んでいた。
すると近くを流れていた小川の方から
ざくざく、ざくざくっていうザルで碁石を洗うような音が聞こえてきた。
3人で音のする方に行ってみたが誰もいない。
でも音だけはざくざく、ざくざくって聞こえている。

「あずき洗いだ!」
おねえちゃんがそう言って一目散に逃げ出したので、
急に怖くなって後ろも見ずに家に走って帰った。

家に帰って母にそのことを話すと、
「誰と行ったって?」と、そちらの方が不思議そうな顔。
「どっかのおねえちゃんと男の子、遊ぼうって迎えに来たじゃん!」
と言ったら、
「あんたの出て行くの見てたけどずっと一人だったよ」

一緒にいたじいちゃんとばあちゃんも声も聞かなかったし、
そんな子迎えに来なかったと証言し、
「狐にでも誘われたんだべ」と言われた。

なんか二重に不思議な体験だった。


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