973本当にあった怖い名無し [sage] :2005/12/30(金) 18:06:49 ID:nEg65TKKO
小学生の時、近所のでかい公園で友達数人と遊んでいた。
普通の公園にあるような遊具から長い坂に合わせて作った滑り台やブランコに乗って滑り落ちて行くようなものまである公園だった。
昼過ぎから夕方まで遊んでポツポツ友達は帰って行った。
俺はその頃螺旋状になって作られている遊具にハマっていて自分だけの秘密基地だと思い込んで占領していた。
そして一人でその遊具に陣取って偉ぶっているうちに夕暮れになり友達はもう帰って誰一人いなかった。
少し怖かったがまだ夕日が多少明るく、もう少し遊んでから帰ろうと思っていた。
そのうち俺の名前を呼ぶ声がした。
見てみると夕日を背にして逆光で顔はよく見えないが、母と父がご飯だから帰ってこいと俺を呼んでいた。
俺はもう少し遊ぶからまだ帰らないと答えた。
そしたら母と父は怒って帰ってしまった。
俺はちょっと後悔してそのあとを追うように家に急いで帰った。
家には母しかいなかったがさっきのことを謝ってみた。
そしたら母はそんなことはしていないし公園にも行っていないと言う。
しかも父はまだ会社から帰って来てもいなかった。
じゃぁあの二人は誰?
なぜ俺の名を?
もしついて行っていたらどうなっていたのか。
しばらく怖くて公園には行けなかった。
これが俺の子供時代の不思議な話。
まだ色々あるがこれが最初だった気がする。


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