49 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ [sage ] 投稿日: 2001/03/17(土) 17:07
長い文章になってスマソ。実体験ね。

中学時代に新聞配達(夕刊)やってたんだけど、その日は雨でメチャメチャ行きたくなかったのね
んで、いつもよりちょっと遅れて新聞集荷所に着き、
担当地区の新聞を抱えて配達区域に向かったのよ。
ここが重要で、担当地区の新聞は枚数と棚が決まっていて、棚に新聞が置いてあれば未配達ってことなの。

最初は普通に配っていたんだけど、俺の担当で労災病院があって駐車場にいる看守さんに
『いつもどうも?』って新聞渡したら、不思議そうな顔で
『えっ?? さっき貰ったよ』といって今日の新聞を見せられたのよ。
病院内にも2ヶ所配達場所があるから急いで部屋に向かうと
看守さんと同じ台詞『あら、ついさっき持ってきたじゃない』
と、いつも愛想のいいオバさんに笑われて・・・でも俺は笑う気分ではない。

病院内をダッシュで次の配達場所に向かうと、
廊下の向こう(3,40m位先)から『いつもどうも?』という声が聞こえた。
私の声とはちょっと違う声だが微妙に似た声で・・・
遠めの暗がりに人の影が見える。
その部屋は廊下の突き当たりにあるから必ず戻ってこなければならず、
俺は隠れて戻ってくるのを見ていたのね。
1分、2分経っても誰もくる気配はなく、その場にいるのが怖くなり
残り50件余りの新聞を配らず捨てて家に逃げ帰ったのよ。

・・・次の日、集荷所に謝りの電話を入れると
『クレーム?? 一軒も無いけどクレーム受けるようなことでもしたの??』
とオジサンに言われた。
もう一人の自分が残りの50件を配ってくれたのだと思いました。チャンチャンっと。

ネタではありませんが、そう思ってもらっても結構ですよ。(ネタならもっと面白く脚色するしね)
書いてる自分が電波っぽいな?、と思いながら書いてましたから。


このエントリーをはてなブックマークに追加    
「不思議な話」リンク集