- 546 :本当にあった怖い名無し :2005/12/13(火) 21:37:45 ID:LcPtyggP0
- 今の彼女とは付き合って10年になる。
高校からの付き合いで現在は東京で同棲中(地元はお互い某地方都市)。
この夏、帰省して彼女の実家に遊びに行った時の話。
その家の周りを一人で散歩していると、ふと懐かしい感覚におそわれた。
風景というか、空気というかうまく表現できなかったが、デジャブに近い感覚。
何度か遊びにきたことがあるので「そのせいか?」とも思ったが
その辺りを散歩をしたのは今日が始めて。
しかし、次の瞬間目を疑うものを見てしまう
- 547 :546 :2005/12/13(火) 21:52:17 ID:LcPtyggP0
- それは、民家の塀に貼られた一枚のシール。
既にボロボロだったが、確実に見覚えのあるシール。
その瞬間、記憶が蘇った。
以前、私はここにやって来て、見知らぬ女の子達と遊んだ。
そして、持っていたシールを壁に貼った!
それはビックリマンのスーパーデビル!
当時流行っていたが、私はそれ程興味を持ってなく
それが価値あるものとも思わず、貼ってしまっていた。
後に同級生に「持っていた」と言うと「じゃあ見せろ!」と言われ
どっかに貼ったと言うと嘘つき呼ばわりされたことも思い出す。
- 549 :546 :2005/12/13(火) 22:09:06 ID:LcPtyggP0
- ただ、なぜ?どうやって?ここにきたかはさっぱり。
結局、その部分は謎のまま、彼女の実家に戻り
その話をすると
なんと彼女もその記憶があるという。
しかし、彼女は中学まで沖縄。(そこは中国地方。)
そんな馬鹿なと思っていたが、
彼女と話す内に事の真相が明らかとなった
- 551 :546 :2005/12/14(水) 10:14:52 ID:fcy6baUU0
- 続き
彼女の話では
その民家は彼女の祖父母の家とのこと。
今は誰も住んでいないが、当時は祖父母が住んでおり
小学生の時、2度ほど訪れたことがあるらしい。
記憶があるのは初めて訪れた時のこと。
おそらく小学1年生で、彼女は姉達(3人姉妹の末っ子)と外で遊んでいた。
すると、ちょうど自分と同じくらいの男の子が
姉達にちょっかいを出してきた。
彼女は引っ込み思案だったので、あまり絡んでいなかったが
家の壁にシールを貼り付けようとする男の子を必死で姉達が阻止しようとしていた。
彼女は半泣きになりながらじっとその様子を見ていたとのこと。
- 552 :546 :2005/12/14(水) 10:24:14 ID:fcy6baUU0
当時の私は小学生高学年のお姉さんに
よくちょっかいをだしていた。
名札を取って逃げたり、スカートめくりをしたり。
恥ずかしながら、そういうことを度々繰り返していた。
そう言えば、シールを女の子の家に貼り付けようとして
必死になって止めてくる女の子のやり取りを楽しんでいたことがあった。
そして、それがあの民家であることも間違いないと思われた。
- 553 :546 :2005/12/14(水) 10:54:19 ID:fcy6baUU0
- 彼女のアルバムをひっくり返し
その時取ったという3姉妹の写真を見ると
紛れもなく、記憶の中にあった女の子達(姉達。なぜか彼女は記憶に薄い)。
シールも当時珍しく私が持っていたスーパーデビル。
子供心にキラキラしていたので特別な気がして一時期なぜか持ち歩いていた。
それを女の子とじゃれながら壁に貼った記憶。
そして、とても懐かしいその場所の雰囲気。
間違いない。あの時二人は一緒にいた!
しかし、なぜ私があの場所に居たかだけは解明されないままだった。
私たちは、彼女がこちらに引っ越してきて
同じ高校に通うことで出あった。
同じクラスとなって付き合うこととなり
県外の同じ大学に通い、就職し遠距離に一時なったが
現在は結婚を間近にひかえている。
10年付き合っても気づかなかった事実。
今年の冬は謎を解明するための帰省になります。
- 554 :546 :2005/12/14(水) 11:12:44 ID:fcy6baUU0
- 大事なことを書いてなかった。
私の実家と彼女の祖父母の家は30キロは離れています。
今の時点(解明してない)では、当時縁もゆかりもない地です。
