62 名前: 60 投稿日: 02/06/11 00:25
遅れてしまいました。
地元で2年ほど前にあった話です。あまり文章を書くのは得意ではないので、
うまくまとまらなかったらごめんなさい。

ある春の日のこと、とあるおじいさんが「山に山菜をとりに行く」と言って
でかけたきり、行方不明になってしまいました。
消防団の人たちが探しにいったのですが、一日目は見つからず、
二日に渡っての捜索となりました。

が、二日目、消防団の団員二人も行方不明になってしまいました。
ここから先はその行方不明になった消防団員のうちの一人、僕の叔父から聞いた話です。

63 名前: 60 投稿日: 02/06/11 00:26
叔父たち二人がおじいさんを発見したのは、集落からそれほど離れていない山の中だったそうです。
おじいさんが泣きそうな顔で「助かった、ここがどこかわからんくて困っとった。」
と言ったので、叔父は「ああ、じいさんボケ(痴呆)始めて山で迷ったンやな」と思ったそうです。

おじいさんにそこが集落のすぐそばだとゆうことを説明し、元来た道を歩き始めました。
しかし、通常30分も歩けば林道にでることができるのに、どれだけ歩いてもたどりつきません。
それどころか、まったく見覚えのない場所を歩いていたそうです。
地元の人間で山菜とりをする人間なら、絶対に迷うことの無い場所です。ましてや、叔父は地元の
山のことならなんでも知ってるといわれるような人でした。
うちの地元では山で迷ったばあいでも、必ず集落に出る方法があるのですが、
(たとえば川ぞいに下る、送電線に添って北にむかう等)
そのどれを試しても迷うばかりでたどり着けなかったそうです。

64 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 02/06/11 00:26
周囲も暗くなってきて、不用意に動くのは危険だとゆうことで、山の中で
野宿することになりました。よし、それじゃあ、寝るかとみんなが横になってしばらくしたとき、
遠くのほうに二つの光が見えました。「救助のやつがきた!!」と思い見ていると、
その光はすごい勢いで近づいてきます。どう考えても人の動きではありません。
逃げないと、と思うものの、体は動かない。
「やばい!!」と思った瞬間、その光は目の前2メートルほどのところで止まったそうです。
「バカヤロー!!おまえらこんなとこで何しとる!!死にたいか!!」

65 名前: 60 投稿日: 02/06/11 00:27
それは、トラックでした。声は、トラックの運転手でした。
叔父たちは山の中ではなく、道路の真中で寝ていたのです。
不思議なことに、叔父たちにはトラックの走ってくる音なんて聞こえなかったそうです。
運ちゃんに怒鳴られるまで、虫の声や、風で木の葉がこすれあう音がずっと聞こえていたそうです。

おじいさんはいわゆる「聖域」とされる場所で
山菜をとっていたそうです。山に住む化け物と集落の人間の間でその土地は
「山のモノ」の土地だとゆう取り決めがされたとゆう昔話が伝わってるところなのですが、
他の人が入ろうとしないから、たくさん採れるだろうと思いそこに入ったそうです。
叔父は「あそこらへんは化け物なんてもんはおらんけど、狸がぎょうさんおるからなぁ。
おおかた狸が腹立てて化かしてきたんやろ」と、こともなげに言っていました。

あんまし上手にかけなくてごめんなさい。


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