711カラス [sage] :2006/12/21(木) 03:01:16 ID:k2xLVL1aO
流れを切って書き込みます。
携帯からなので、乱文はご容赦ください。

免許取り立ての頃に友人がドライブに誘ってきました。
自分、友人(以降Aとします)、後輩(以降B)、後輩の女友達(以降C)の4人でのドライブでした。
Cは彼氏と別れたばかりらしく、思い出の場所に行きたいと言うので目的地が決まりました。
目的地に到着すると野球場のグランドで俺は初めてくる場所でした。
Cは「懐かしい」と車外に出て、AもCについていきました。

712カラス [sage] :2006/12/21(木) 03:25:08 ID:k2xLVL1aO
続き

俺とBは車内に残り、Bは徹夜で前日に寝ていなかったので車内にて仮眠を取り始めました。

書く順序を間違えましたが、深夜の12時ごろです。
タバコを吸いながら歩いて行く二人の後ろ姿を見ていましたが、すぐに闇に隠れてしまいました。
暫くすると金網を揺するような音が「ガシャン、ガシャン」と聞こえてきます。
それから暫くすると今度はブランコのような「キー、キーッ」と音が聞こえます。

闇で先が見えない俺は、二人が金網に触れ、次にブランコにでも乗っていると二人の軌道を想像しました。そして、この野球場には公園の遊具もあるんだと思いました。

予想以上に長くなりました。まだ続きます。

713カラス [sage] :2006/12/21(木) 03:53:38 ID:k2xLVL1aO
続き

その時の俺はAがCに好意をもっているんだろう。と思いながら、タバコを吸っていると女性の悲鳴が遠くから響いてきました。
慌ててBを起こすが寝起きの悪いBは訳わからんことを言ってまた寝る始末。
とりあえず俺が一人で社外に出ると「キャー、助けて!」とまた悲鳴が上がります。
皆さんもこの状況でしたらBがCを押し倒そうとしてると想像しますよね。少なくとも俺はそう想像しました。「ヤバイ!」と2人が消えた方向へ走り出しました。
頭の中では金網のフェンスを迂回して、遊具のある方向へと向かう道順を頭で想像していました。
が、その方向には金網はなくグランドのマウンドにすぐに到着しました。周りを見渡すしブランコを等を探しますがグランドの周りには林ぐらいしかありません。
闇に包まれたグランドで耳を済ませて周りを見渡しますが悲鳴も他の音も聞こえず、次の行動を模索していると林の間に街灯があり、遊歩道を2人が歩いていました。

714カラス [sage] :2006/12/21(木) 04:15:13 ID:k2xLVL1aO
直線にして30メートルぐらいでしょうか?
地声の大きい(よく声がでかいと言われます)俺が大声で「おーい!」と叫ぶが無視して二人は歩きます。二人に駆け寄っていきながら叫びますが5メートルぐらいの距離ですら無視をします。
無視されたことに怒り狂う俺はAの肩を掴み「なんで無視するんだ!」と言うとAは放心状態、Cは腰が抜けたようにしゃがみ込んでしまいました。
Aは驚かすなとキレ、Cは泣き出す始末。
俺は「あんな静かな場所で叫んでいたのに、聞こえていないハズはない!」と言いましたが、Aは「肩を掴まれるまで声も足音も気配も感じないと言います。」
泣きじゃくるCを見て、冷静になった俺は先ほど聞いた金網、遊具の音、悲鳴のことを聞きましたが二人は聞いてはいなかったそうです。

715カラス [sage] :2006/12/21(木) 04:30:42 ID:k2xLVL1aO
もう少しで終わりますのですいません。

とりあえず、Cはその付近で幽霊の噂を聞いたことがあるらしく、激しく怖がるので疑問を残したままその場を去りました。
後日、日中に見に行きましたがグランドしかない小さな野球場でした。

金網、遊具の音や悲鳴は心霊現象だとしても、あの静寂での駆け足の足音や大声が相手に聞こえなかったのが不思議でしかたありません。
もしも自分が死んだとして、死んだことに気がつかない浮遊霊の気持ちってあんな気持ちなのかな?と思います。

多くのスレの消費と乱文、長文すいませんでした。
携帯だと難しいので、パソが復帰したら残りのネタをまた書き込みます。


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