683本当にあった怖い名無し :2006/04/23(日) 17:03:31 ID:sicKG65n0
祖母が血液の病気を患い、闘病生活に入った。
その間に祖母の父が亡くなった。
一時退院していた祖母は、葬儀の前日から手伝いのため故人の家に向かった。
祖母が到着すると、馴染みの顔が多く見受けられた。
でも、誰も祖母に声をかけてくれなかった。
祖母が自ら「こんばんは○○です。」と挨拶しても、訝しげな顔をされた後
「あら・・・ほんとに○○?分からなかったわ・・」等と驚かれた。
「たった2週間前に会った人にそう言われちゃった」と祖母は悲しそうに
母に話したという。

やつれて分からなかったんじゃ?と母に言ったが、祖母は日頃から
親族とは親しく交流しており、見舞いも頻繁にあったし、葬儀のすぐ前に
「いとこ会」のメンバーと旅行に出かけたほどだった。
でも誰も気づいてくれなかった。
祖母は、自分の父の葬儀のすぐ後に亡くなった。
今でも不思議だと母は言っている。


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