723おさかなくわえた名無しさん [sage] :04/01/09 22:59 ID:HBYc2SkX
過去に似たような話をどこかの掲示板で読んだことがあるのですが……

私がまだ小学生だった三〇年以上も前のある晴れた日。
家の隣の空き地で近所の子どもと遊んでいると、空から飛行機の爆音が。
ジェットのような甲高い音ではなく、レシプロ特有のブーンという腹に響く音が
何機分も固まって聞こえてきたのです。
空を見上げると、前にプロペラのある単発機が四機できれいなダイヤモンド型の
編隊を作って、その四機編隊がさらに大きな編隊を形作って、空一面を覆って飛んでいたのです。
見上げてから最後の編隊が空を通りすぎるまで体感的には一分以上あったから、
かなり沢山の飛行機が飛んでいたと思います。

今思い出しても不思議なのはその飛行機。
胴体の色は深い緑で両翼には一つずつ鮮やかな日の丸が書かれていました。
当時は戦記物ばやりで少年雑誌にもたびたび旧日本軍の軍艦や戦闘機が
載っていました。
だから何の不思議も無く
「あ、ゼロ戦や」
と友達と見とれていたのです。

実際に飛行できるゼロ戦なんて、その当時世界中に一機も存在しなかったのに。
そんな光景を見たのは後にも先にもその時だけです。
近くに大阪の八尾空港があったから、形が似ている別の飛行機だったのかな、
とも思うのですが……

724おさかなくわえた名無しさん [sage] :04/01/09 23:02 ID:x1AZwiQE
>>723
それ「新 耳 袋」って本で読んだような…
ただしあの本では「終戦の日」にそれが飛んでた、って書いてあったような。

725723 [sage] :04/01/09 23:13 ID:HBYc2SkX
>>724
そうそう、何巻か忘れたけど「新耳袋」です。
送信してから思い出しました。


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