647 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/02/11 18:43
A君はよく同じ夢を見る。
それはたわいもない。平凡な夢。
どこか分からない見たことも無い街。
しかし夢の中のA君は場所を知っているように先へと進む。
とある建物に辿り付いた所で目がさめる。
そんな夢を何度も見る。

やがて高校に入り、自宅を出て寮ずまいとなる。
寮の部屋に荷物を一通り置き、その辺の地理を確認するために
ちょいと散歩へと出かける。
初めて来る土地なのにやけに見覚えがある。
そう、夢で何度も見た風景そのものだったのだ。
夢の中で進んだ通りに、先へ先へと進む。
やがて見えてきた一つの建物。それはまぎれもなく夢で最後に見る建物
であった。
夢の中では分からなかったが、それは良く見るとビルであった。
惹かれるようにビルの中に入ると、部屋の一室から出てくる壮年のおじさんが居た。
そのまま無視して通り過ぎようと考えてると、そのおじさんが一言漏らした。

「やぁ。また君か」


ほんのりってか不思議な話でスマソ
俺の友達が体験したという実話らしい


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