989本当にあった怖い名無し :04/09/09 20:16 ID:Uy0bSqV1
これは高校生の夏休みに田舎に帰省した時に体験した話です。。その田舎の家は夜になると真っ暗になってしまうので、一人でトイレに行くなんてこわすぎて行けませんでした。。
ある夜のことです。その部屋の一番廊下側に寝ていた私。電気を消してもなかなか寝つけませんでした。すると、左側の障子の外の廊下から人の歩くようなぎしぎしとした音が聞こ
えてきました。近付く音はついに私の横まで来ました。「誰だろう。」泥棒かと思いそばに寝ていた兄弟や親を起こそうと思ったところ、障子が開いて、閉まる音がしました。
そして、畳の上をゆっくり踏んで、足音の主はついに私の隣に来ました。必死に寝たふりをした私。ぎゃーっとか叫んで助けを呼べばよかったのですが怖すぎて身じろぎできません
でした。そして、その足の主は寝ている私の腹の上にのりました。今でもその感触は忘れません。直径20センチくらいの丸いものがのった感触。なに丸い感触はしません。
「これは何だろう?」わからないまま、大声でとなりに寝ていた兄弟を呼びましたが起きてくれませんでした。20秒程たってから、その主は腹の上から降りていきました。
そして、最近ニュースで、ある田舎の田んぼに丸い跡が直線に横切ってついているニュースをみました。専門家によれば陥没ではできないし、子供の足跡にしてはきれいな
直線すぎるとの事。地元の人によれば、ここでは「一本だたら」という妖怪がでるという迷信があり、実際に夜に車を運転していた人がやぶの中からでてきた大きな
ひとつ目、牙をはやした大きな口の一本だたらに追いかけられたそうです。この妖怪は昔の古文書の絵なんかだと人を食べてました。その番組を見た夜、子供の頃、自分の腹
の上にのった丸いものと、ニュースで見た田んぼの丸い跡が頭の中で一致した時はぞっとしました。子供の頃に私の上にのったあの丸い感触は一本だたらだったかもしれません。。

ほんのり。。


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