75 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ [sage] :03/12/24 21:51
漏れが消防のころの話。
近所の男の子と遊んでたら、その子が「秘密の場所に連れて行ってあげる」と言い、見たこともない場所に連れて行ってくれた。
野原みたいな所で、遠くに青っぽい塔と家があった。
暫くそこで遊んだあと、その子が「今から目を瞑って、10秒たったらぱっと空を見上げて」と言ったから、目を瞑って10秒後に
パっと目をあけて空を見上げたら、空一面が綺麗な緑色に染まっていた。
空には雲ひとつなくて、一面が少し青が混じったような緑だった。
その子が「じゃ、また目を閉じて十秒数えて」と言ったから再びそれをしたら、
空は元通り青色に戻っていた。
その後すぐその子は引っ越していった。引越し場所は聞いていない。
彼が居なくなったあと一人であの場所に何度も行こうとしたけど、2度と行けなかった。
そのうち漏れも引っ越すことになり、以来その辺りには訪れていない。
最近この事を親に聞いてみたら「あれ?そこの事は覚えてるけど、そんな子いたっけ?
あの辺りにはあんたぐらいの子は女の子しかいなかったじゃん」って言ってた。
あれが何だったのかはわからないけど、あの綺麗な緑色は今でも目に焼きついている。


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