858本当にあった怖い名無し [sage] :2006/12/26(火) 17:35:50 ID:Xi+WPQQyO
保育園の年中の頃家のお隣のマンションに同じ年〜1つ下の男の子「カズキ君」が住んでいて、よく一緒に遊んだ。
でもカズキ君は私が年長になる前に引っ越してしまった。
その後新たに森脇さんという別の家族が引っ越してきた訳なんだけど、周りの人達は口を揃えて
「森脇さん達が住む前は空き家だった」と言う。
向かいのマンションは新築なので、森脇さん一家がその部屋での初めての居住者なのだと…。
でも私は確かに記憶している。
カズキ君を「かー君」と呼んでいた事を。
かー君の家に遊びに行った時に、おばさんがおやつにイチゴに牛乳と砂糖をかけた物を出してくれた事を。
おばさんの目を盗み、二人でこっそりうまい棒を食べた事もあった。
そもそもかー君と友達になったキッカケは、私が椅子に立ってベランダから外を眺めていたら
丁度隣り合わせになった向かいの家からも男の子が同じ様にこちらを見ていて、何だかおかしくてお互いにっこり笑った事からだった。

859続き [sage] :2006/12/26(火) 17:41:47 ID:Xi+WPQQyO
公園にいつも遊びに来ていた子等ではない。それなら自分の思い過ごしだと思える。
でもカズキ君の場合は住んでいた家も知っているし、家の中にも入った。
カズキ君だけじゃなくておばさんもおじさんも見ている。どこにでもいる普通の一家だった。
そういえば、かー君にはまだヨチヨチ歩きの妹もいた。
こんなにも鮮明に覚えているのに、何故みんな知らないと言うのだろうか。


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