164本当にあった怖い名無し [sage] :2006/06/14(水) 12:12:24 ID:uVdG/pFk0
>>155
通っていた幼稚園では2年保育が普通コースなので
「年長組(うさぎ組)」と「年少組(りす組)」の二クラスのみ。
「年中組」なんてものは存在しませんでした。人数的に不必要。

これだけではスレちがいなので自分の話を。
子供の頃に住んでいた社宅は、ビルの5階で、3階までが会社スペース
4.5階が社宅になっていた。エレベーターは無く、
社宅用には裏口に狭い階段があるのみで、
ホテルの屋内の非常階段のように
各階ごとにフロアに繋がる鉄の扉が一つあるあり、いつも閉まってた。
階段は地下2階の駐車場にも繋がっていたので最上階から下を見ると
らせん状に階段が真っ暗な7階下まで繋がって見えた。

小2の雨の降る日、学校から戻り、お菓子を買いに家を出た。
雨が降ってるせいかいつもより暗いなぁ、なんて考えながら階段を降りた。
いつも階段を上り下りするときは各階の扉を見ながら
一階、二階と、数えるのだが、その日はお菓子に機が取られ数えておらず
階数の表示が何処にもないので今何階なのかわからなくなった。
しかし、一階に降りると正面に出口が見えるのでさほど気にはしてなかった。

165本当にあった怖い名無し [sage] :2006/06/14(水) 12:13:37 ID:uVdG/pFk0
164 つづき

感覚的におかしい?と思い始めたのはどのくらい降りてからだろうか
絶対いつもなら一階に着いているくらい降りてると
確信するのにまだ階段が続いていた。
手すり越しに下を見ると、真っ暗な地下までまだまだ階段がつづいている。

とりあえず、階を数えながら降ることにしたものの
2階下がった所で、あたりが暗すぎるのに気がつき
それ以上足を勧めるのが怖くなった。
足元から冷たくなる感覚が這い登ってくる感覚に
怖くて叫びだしたくなるのを抑えた。

このまま降りたらいけない
咄嗟にそう思うと向きを変え、降りてきた階段を駆け上がった
背中がぞくぞくする感覚を振り切って踊り場を回り階段を上ると
正面に明るい玄関のガラスドアが。

直ぐに外に飛び出して帰りは、
母親がパートから帰ってくるのを待って一緒に上がった。
それ以来、階段を下りるときは必ず階を数えるようにしてる。
あの社宅は一年後に出たが、今でも
あのまま降りていたら何処に着いたのか考える。


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