533本当にあった怖い名無し :2006/01/10(火) 14:30:25 ID:PrFkNTcn0
朝日のロザンの記事読んで思い出したんだけど、
幼稚園生のとき、父親の仕事の仲間?の家まで旅行したことがあって。
電車を乗り継いだ海岸近くのとこだった。
そこの息子が同い年だということで、子供同士一緒に遊ばせられていた。
その子は、勝手に父親の部屋に入っていって、本棚などの高い所に登りたがった。
私は下から見ていたが、ふと一番上の棚にあった赤い背表紙の本に惹かれてそれをとってもらった。
数字とアルファベットだらけ。父は道路設計の仕事をしているから、多分技術系の本なんだろうなと当時思った。
その子は本を取り上げて、パラパラとめくると、あるページで突然、白い紙とペンを取って、猛然と何かを羅列し始めた。
紙一杯になると私に見せて、
「答えだよ。答えだよ。%$@#…」
何言ってるかわかんなかったけど、多分説明してくれたんだと思う。その紙はプレゼントとして貰った。
その直後に彼の父親が入ってきて、「勝手に入るな」と追い出されて終わり。

不思議なのは、その赤い本が測量計算問題集だったということ。
父も同じものを持ってた。
それから、高校で微分積分解いてた時に何か懐かしい感じが付きまとうと思ってたら、記憶の中のあの紙に書いてあった∫や㎗の並びが似ていることを思い出した。
今はもう紙もないし、その子の家族もどこにいったか分からないらしいから確認しようがない話。


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