691684 [sage]:2005/09/03(土) 23:48:54 ID:Q3rBxx4t0
蛇とは違う話で、

山に暮らしていると、小学校とか通うのが大変なんです。
我が家から小学校まで6Kmしかも人がすれ違える位の幅しかない山道を歩いて通うんです。
幼稚園が小学校と同じ場所にあって、私は2年保育(年中、年長)から通ったのです。周りは鬱蒼とした森林ですし、一歩間違えると谷底という場所も。
通常は、小学生のお兄さんお姉さんと手をつないで、延々山道を歩いて通ったのですが、
ある冬の日、学校で遊びすぎて帰るのが遅くなりました。知り合いを探しましたが、お兄さんお姉さんも
もうすでに帰っちゃったようでした。そこで私一人で山道を帰ることにしたのですが、
2kmくらい歩いたら周りは暗黒世界で、新月だったのか真っ暗で足元もまったく見ない状態でした。
普通空と山との区別が付くくらいの明るさがあり道など判断できるのですが、当夜はそれも出来ないくらいで、上下感覚もなくなるくらいの暗闇でした。
もう怖くてどうしようもなくて泣き出しそうになりかけたとき、前方に懐中電灯を持った人が同じ方向に歩いているのを見つけました。
私は彼に追いつこうとして早歩きしましたが、追いつけませんでした。そのうち走り出したんですが追いつけませんでした。いつも同じ距離で前を歩いていたのです。
やがて我が家がある集落の近くのお墓まで来ると、その光が消えました。もちろん彼がどこに行ったのか?分かりませんでした。
でも勝手知った我が家の裏山。私は一目散に山を駆け下り、我が家に駆け込んだのでした。

家に帰って母親に詳細を話したら、こう言われました。「あとでお墓にお礼しに行かなくっちゃね。」
そのときになって、あの光が上下運動もせずにす〜と流れるように動いていたのを、思い出したのです。
聞くと父親も近くのお兄さんも人魂に案内された経験があるとのことでした。「人魂が出ればもう安心」なんだそうです。

695684 [sage]:2005/09/04(日) 00:11:13 ID:0SWnS0nl0
丁度、ガードマンが始まるくらいの時間だった。夏だった。
有線放送で「どこそこのおばあちゃんが家に帰っていません」とアナウンスがあった。
小3くらいだった私は父親と叔父と集会場所である神社に行った。
そこで集まった大人で山を探すことになった。
もちろん子供は騒ぎに乗じて、もっていた懐中電灯でその辺で遊んでいたのだが。
大人がいなくなって、しばらくすると、誰かが「あ!火の玉だ!」
見ると火の玉がふわふわ移動していた。私たち子供らはそれを追いかけた。
火の玉はある山の中腹で消えた。あるおじさんが近くにいたので、その話をすると
彼はその山に入っていった。しばらくして、その山の方から「いたぞ〜〜!みつけたぞ〜〜」と声がした。
私たち子供達は、散らばって声を出して大人達にそれを伝えた。

しばらくすると、探し行ったおじさんがおばあちゃんを背負って山を降りてきた。おばあちゃんは死んでいた。
用水路に落ちて溺れて流されて途中でひっかっかって死んでいたそうだ。

699684 [sage]:2005/09/04(日) 00:43:19 ID:0SWnS0nl0
>>697
いろいろ当時のことを、田舎に帰ると、親戚とか村の人と話すのだが
そのおばあちゃんの件>>695では、火の玉見たのは、子供だけだったようだし、
案内人魂も子供のときにしかお目にかからなかったようだし、私自身も
中学以降はほとんど見た記憶が無い。
>>698は自分でも”本の読みすぎ”の勘違いでは?と思うくらいなのだよ。
田舎だとあんまり陰惨な事件も無いので心霊現象もあまり恐怖ではない感覚だよ。
当時は死ねば土葬だったので、土地自体が先祖の体で出来ているわけだ。そんな感じなので
大体が心霊現象=先祖なわけ。だから、やさしくもあり怖くもあり、っていうところなのかな?

ただ、今田舎も道路が舗装され車ががんがん走り、子供達はバスで学校に通っているから
昔の面影はまったくない。高度成長前後では、同じ日本でも、まったく違うイメージなんだよね。


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