537本当にあった怖い名無し [sage]:2006/12/07(木) 18:45:31 ID:XmBPGsVOO
長文すまそ
今さらでも読んでもらえるかわからないけど書き込みます
周りのやつに話してもそういうことに詳しい、興味あるやつがいなくて
時の流れとともに薄らいでいったけどこのスレ発見して
あれはやっぱ現実だった…と確信がもてた。
俺が建設業の見習いやってた2?3年前の体験です。
夏、めちゃめちゃ暑くてその日は忙しかった。現場は既設ビル内。
なんとか定時までに終わらさないといけなくて
上の人に次々作業を指示されたり
道具運ばされたりしてテンパりまくってた。
俺もちょっとでも早く終わらせることに集中して、その辺に身体ぶつけて
血が出てても気にしなかったくらい。休憩もなし。
一つ一つ作業熟していくことにテンパりつつも高揚感を覚えていた。
上の人もさすがプロの早さで、勉強しながらしていた。
昼過ぎ。ふと、材料が足りなくて作業が中断した。
「ちょっと車に探しに行ってくるわ。待ってて」「はい」
膝ついた状態で廊下でフゥッと一息ついた。
「…あれ!?」気がつくとやけにビル内が静かだ。
さっきまでサラリーマンやOLさんたちが事あるごとに
廊下を行き来していたのに、その気配がなくなっている。

538本当にあった怖い名無し [sage]:2006/12/07(木) 18:46:57 ID:XmBPGsVOO
建物が機能してるという証拠の色々な機能音もなくなっていた。
自分の耳鳴りと速い鼓動すら聞こえる。
これを読んでる人も、夜中に外歩いていたらたまに遭遇する、
全くの無音になる時間を経験したことはないだろうか?あれだ。
「???」唐突なそれに気味が悪くなって大きめの声で上司を呼んだが
もちろん返事はなし。道路を車が走る音もしない。街はどうなってる?
走りだし、廊下突き当たりの狭い窓から街を見下ろした(自分は3階にいた)。
街は俺がいるビルを残し何もない空間になっていた。
(このスレ読んだ今思えば、あの空間は校庭だったのかもしれない!
窓からは視界は狭かったからそれほど見渡せなかった)
遠目に背格好がやっとわかるくらいの距離に誰かがぽつんと立っていた。
おっさんだった。
こっちを見ていた。俺をジッ…と睨みつけている気がした。
俺は驚いて窓を開け、何か言おうとしたらその人はとてつもない大きな声で
「どこから来た!」と言った。
疑問文だがその声は始めから答など求めていない風だった。
呆気にとられていると続いて「戻りたいならじぶ」「ドサッ!!!」
ハッとしたら、膝をついてる俺の目の前に書類やFILEの山。と脚。

539本当にあった怖い名無し [sage]:2006/12/07(木) 18:47:48 ID:XmBPGsVOO
世界は元に戻っていた。様々な音とざわめき。
「すみません!」
OLさんが落としたようだ。どうやらドアを開けたら傍らに道具が散らかってたり
俺が座っていて驚いたみたいだ。こっちも謝りつつ拾うのを手伝いながら、
その沈黙の世界の現実感に「今のは…夢じゃない?」などと思ってたけど、
そのOLさんがやけに可愛く、作業員の俺にも丁寧な言葉遣いで
「すごい重装備ですね」などと笑顔で労ってくれたりしたから
すっかり見とれているうちに上司も戻ってきて仕事再開。
ゆっくり考えるのは帰路についてからだった。
「戻りたいならじぶ」
までしか聞きとれなかったおっさんの言葉。
じぶ…自分?自分で何かしろと?
ちなみに俺は携帯持ってました。このスレにあるような
おっさんが携帯(?)を手にする仕草をしてたかわかりません。
顔も覚えてない。
というか遠くて見えなかった。ただ中年の男性ということだけ確信がある。
今思えばあのOLさんに救われたのかな。
彼女の持つエネルギーが引き戻してくれた?と俺は思ってます。
そのビルにはその後も二度ほど行ったけど、そのコが勤める三階に用事はなく、
同じような体験もありませんでした。

541本当にあった怖い名無し [sage]:2006/12/07(木) 22:17:41 ID:oPhWMbXY0
残されたおっさん(´・ω・)カワイソス
「なんだよ・・・最後までセリフ聞いてけよ・・・」とか思ったかなw

でも第三者の介入で帰ってこれたって初めてのケースだね

542本当にあった怖い名無し:2006/12/07(木) 22:19:16 ID:I3niEglV0
おっさんの世界から戻る方法はおっさんの秘密道具以外にきれいな女性があるんだね

543本当にあった怖い名無し [sage]:2006/12/07(木) 22:36:19 ID:k3OZf4RT0
いや、実は彼女がおっさんだったのでは?

544本当にあった怖い名無し [sage]:2006/12/07(木) 22:47:50 ID:oPhWMbXY0
時空のお姉さんか!!!

545本当にあった怖い名無し:2006/12/07(木) 23:04:01 ID:I3niEglV0
妹かも!!
おっさんなら娘?

548本当にあった怖い名無し [sage]:2006/12/07(木) 23:46:10 ID:PrD2nzV6O
お姉さんはなんか派手な金色のチョーカーをしていたはずだ。

553537 [sage]:2006/12/14(木) 12:22:02 ID:CA5BH/h0O
たくさんレスありがとう
ここにある体験談はコピペばっかりか…。体験者はここにいないのかな
そのビルには今も行けるし、そのコの苗字も実は知ってます。名札してたので。
ただ、時空のお姉さんとか妹とかいうのはないかなと思いますw
すごい地に足着いてる感じがしたし、えてしてそういう人は現実感がすごくある。
周りの人間までパワーが湧いてくるくらい。
短い会話に生きることにためらいが全くないエネルギーを感じました。
老若男女関係なくそういうタイプの人いますよね。
仕事してる人は(特にガテン系?)経験あると思うけど
あの時の俺はめちゃめちゃ高揚して集中力がすごく高ぶってた。
作業もキツいけど楽しんでた。
トランス状態というと言い過ぎだけど似た状態だった。
あの頃は親といつも言い争いが絶えなかったり(別に反抗期じゃないがw)、
飼ってた猫が事故で死んだりして、精神的にナーバスになっていたかもしれない。
せめて仕事中は忘れようとして余計必死になってたところがあった。
そういう意識が、時空に飛ばされた原因としてあるかもしれない?
ありがちなドラマかなんかみたいだけど…w
とにかくおっさんはちょっと怒ってたように思いますw

554537 [sage]:2006/12/14(木) 12:25:46 ID:CA5BH/h0O
連投スマソ
>>548
チョーカー?はしてなかったと思いますw

555本当にあった怖い名無し [sage]:2006/12/14(木) 19:08:05 ID:EvSQMZVd0
ちょうか

927本当にあった怖い名無し [sage]:2007/04/26(木) 11:54:10 ID:yNCrDWBXP
おっさんはどこから入って来たかを聞きたがるよな
もう二度とそこから入って来られないようにするためだろうか?
そう考えるとおっさんは誰かが来るたびに修復してまわる役目なのかもしれない
怒鳴るのは立て続けに起きて苛立っていたからか、延々続くその作業に辟易していたからか…

それとも、己の領域に立ち入る人間はどんな事情があろうと憎らしい侵入者だと思っているので常に喧嘩腰だとか…

もしくは、本人も気付かないうちに迷い込んで来る人間の他にも、故意に侵入して来る何者かがいて
おっさんとそいつは敵対関係にあったとしたら、そいつは人の姿をしていて見た目だけではどちらか判断が付かないから
おっさんは人間を見つけたらまずは疑うわけで、怒鳴り声で誰何してくるのも不自然ではなく
相手の反応を見てこいつは白だなどと判断しているのか…

あとは、耳が遠いので自然に怒鳴る癖が付いたとか、方言の名残で怒ってるような喋り方になってしまうとか、
ほとんど人と接しないのでコミュニケーションするのが下手糞なんだとか…

考えるとキリが無い
一度実際に体験して会ってみたいもんだ


このエントリーをはてなブックマークに追加    
「不思議な話」リンク集